皮膚は身体全体を覆い、体重の16%(大人では約10kg)を占める人体で最大の臓器です。
外界と体内を区分けし、1)体液の喪失や漏出を防ぎ、2)車のラジエーターと同様に体温を調整し、3)細菌や物理化学的刺激の侵入を防ぎ身体を保護します。更には、免疫反応の場として重要です。この大切な皮膚の構造を傷害する炎症やアレルギー、ウィルスや細菌、カビなどの感染、そして良性から悪性の腫瘍など様々な病気が発生しますが、これを治すのが皮膚科医の役目です。頭の先から、手足、胴体、耳の中まで、すべての皮膚にできる病気を対象としています。小児のみずみずしい皮膚にできるアトピー性皮膚炎や湿疹、若い女性にできるリウマチ性疾患に伴う発疹や皮膚のむくみ、野山で刺された毒虫による皮膚炎やダニの咬傷など、皮膚のあらゆるトラブルを治療したいと思っています。
|
![]() |