山梨県や山梨大学医学部附属病院等の支援の元、旧社会保険鰍沢病院と旧市川三郷町立病院、及びそれぞれに併設した2介護老人保健施設が経営統合され、地域住民の皆様に医療と介護を切れ目なく提供することを目的に、平成26年4月1日峡南医療センターが開設されました。
その中で、峡南医療センター市川三郷病院は、主に「総合診療」を担う機能を有する病院となります。
外来診療は市川三郷町立病院で行っていた診療科に加え、小児科の診療が再開されます。血液浄化療法にも力を入れており、血液浄化装置を更新し、オンラインHDF治療が可能となります。僻地巡回診療も引き続き行っていきます。更に時機を見て周産期セミオープンシステムの開始も検討しております。
入院診療に関しては、開院時は内科、外科、泌尿器科(血液浄化治療を含む)、眼科の一般入院診療が可能となっております。近い将来には療養型病床の開設も予定しています。
診療支援システムとして電子カルテの運用が開始され、医療情報は峡南医療センター間のみならず、山梨大学医学部附属病院等とも共有されるため、当院での治療が困難な疾患やより高度な治療のための転院が必要な場合でも医療情報の共有により速やかな対応が可能となります。
また、峡南地域は山梨県の中でも特に高齢化が進行している地域であり、治療終了後すぐには在宅に戻れないケースも予想されます。そのため、医療相談室、医療連携センターの充実も図られました。入院中からMSW(医療福祉相談員)が積極的に関わり、地域の診療所や他病院他施設とも連携を図りながら治療終了後の在宅への移行や施設への入所がスムースに行われるような体制が可能となります。
峡南医療センター市川三郷病院の職員一同は自己研鑽に励み、地域住民の皆様の健康維持と回復、社会復帰のために尽くし、地域住民の皆様に信頼され、親しまれる病院となる様努力するつもりですので宜しくご支援の程お願い致します。