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峡南医療センター

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 小児科(専門外来)

専門外来詳細

正常ではない成長

発育と発達というのはとても似た言葉ですが、医療で使用するときには意味が異なります。発育は「体が大きくなること、身長や体重が伸びること」、発達は「何かが出来るようになること、心身が大人に近づくこと」を意味します。

小児期には、発育と発達を同時に認めますが、身長・体重共に増加するのが原則です。横ばいも異常・低下はあり得ないと考えられます。また、後ほどお示ししますが、成長曲線ではだいたい同じくらいの位置にそって大きくなっていくのが正常と考えられます。また「大きくなる」=「よいこと」ではなく、「いつ」大きくなるかも大切です。

 

正常でない発育・発達とは何かというと、「標準的な時期に成長・発育を認めず、両親から想定される体格または妊孕性(こどもを授かる能力)を獲得する事ができない」ことと定義されます。この時期はとても大切です。右にお示ししますように、男の子が男の子らしく、女の子が女の子らしくなる「二次性徴」が発現するのがこの目安より早いとき思春期早発症が、逆にこういったからだの変化を認めないとき思春期遅発症が疑われ、その中にはこれらを症状とする病気が隠れていることがあります。

ご家族と一緒にお風呂に入る時期は、こういったからだの変化に気づきやすいかもしれません。もし、変化の時期が早すぎるときや、なかなか認めないことに気づかれたときは、病院にご相談ください。ただし、一人でお風呂に入るようになるとこういったからだの変化には気づきにくくなってきます。まわりのお子さんより成長・発育が早いかもと思われたときは、学校からいただく成長曲線を見てみてください。思春期に入ると急に大きくなります。身長が急に大きくなっているようなときは、今までの線を外れて大きくなっているときは、思春期早発症が疑われます。

思春期が早いと身長が大きくなるので、家族はよかったよかったと判断してしまいます。しかし、思春期に入る時期が早いと、その時の身長は大きいのですが、思春期に入ってからの身長の伸びは一定なため、最終的な身長が低くなる可能性が高くなります。また、周囲との心身の差に戸惑うことも多いです。もしかしたら、と感じたときは、母子手帳学校の身長体重の記録をお持ちになって病院においでください。