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企業長挨拶

峡南医療センター 企業長 河野和夫

 

 新年明けましておめでとうございます。
 令和7年の輝かしい新春を、健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

 市川三郷町・富士川町をはじめ、医療、介護、健康・福祉に関わる多くの皆様方には、平素より格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。心より厚く御礼を申し上げます。

 企業団は、まもなく丸11年を迎えます。お陰様で平成30年度から令和4年度まで、5年連続で黒字決算を達成することができました。しかし、令和5年度は、新型コロナウイルス感染症関連の補助金が大幅に減額され、また患者・利用者の減少も影響し、赤字という結果になりました。大変残念な状況ではありますが、これまでの職員並びに関係の皆様方のご労苦に対し、改めて深く感謝を申し上げます。

 持続可能な地域医療提供体制を確保するための「峡南医療センター企業団経営強化プラン」は、令和6年3月に策定されましたが、その後一部が変更され、令和6年12月の企業団議会全員協議会で了承されたところであります。その中において、懸案でありました市川三郷病院の建て替えにつきましては、財源も厳しいことから、現時点での大規模な整備は見送り、現在の建物を補助金活用によりバリューアップすることに留めることになりました。また、すでに決定されておりました富士川病院への入院機能の集約、富士川病院の地域包括ケア病床の拡大と入院透析の開設、および市川三郷病院の無床診療所化と外来機能のバリューアップにつきましては、計画を半年早めて令和7年10月より開始することも了承されました。これからの企業団の取り組みに対しまして、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 企業団を取り巻く環境は、非常に厳しさを増している状況ですが、基本方針である、急性期から回復期、在宅医療に至るまで地域全体で切れ目のない必要な医療を提供する「地域完結型医療」を、今後も目指してまいります。また、公立病院として地域医療を守り、地域住民が期待する医療・介護サービスを提供してまいりますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 結びに、この新しい年が、皆様にとりまして、より充実した年になりますよう心より祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。

  令和7年1月6日

峡南医療センター企業団
企業長 河野哲夫